イタリア就労ビザ申請あれこれ~かかった期間・提出したものなど~

イタリア駐在

2023年10月から数年の予定で、イタリアに駐在する予定です。

イタリア駐在でまず最初のハードル、就労ビザ申請について夫の経験談を元にまとめてみました。

※ビザ申請に関しては、時期やビザ申請の内容・種類で大きく異なります。あくまで私の夫のケースはこうだったよ、という体験談になりますので、お含みおきください。

90日以上イタリアに滞在するにはビザが必要

観光や留学先として人気のイタリア。

日本のパスポートを持っていれば、90日以内はノービザで滞在できます。

しかし、就学や就労のため90日以上イタリアに滞在するときには、ビザが必要。

ビザを取得するためには必要書類をそろえて、在日イタリア大使館で手続する必要があります。

手続の方法や必要書類については、在日イタリア大使館のHPで確認できますよ。

就労ビザ申請もなかなか大変

ビザにもいろいろ種類があり、どのビザが必要になるかは個々人異なります。

我が家の場合は、夫の就労ビザがまず必須。

夫の就労ビザを取得後、私は家族ビザを申請する流れになるそう。

イタリアは就労ビザを取得するのが難しいといわれている国のひとつ。

イタリア国民の失業率がかなり高いため、外国人を雇用するならまずはイタリア国民を、との理由で難しいと話を聞きました。

ありがたいことに、夫の勤め先ですべて手続してくださったので、個人でしたことは

・ 戸籍謄本

・ 卒業証明書

・ 住民票

・ パスポートの写し

これらを会社に提出したくらい。

でも、手続にかなり時間がかかったので、なんだか落ち着かなかったのも事実です。

労働許可取得に時間がかかる

イタリアの就労ビザを取得するためには、イタリアの移民統合事務局(Sportello Unico per l’Immigrazione)による労働許可が必要になります。

これにかなり時間がかかる!

手続きを開始してから約3か月くらいかかりました。

必要書類のほかにも、付随して様々な書類等を提出したそうで。

イタリア出張中にイタリアの同僚と夫が撮った記念写真なども提出したそうです(笑)

(これだけ友好的な関係を築けているんだよ~とのアピール?らしい)

待っているだけだったので何も苦労はありませんが、担当者の方は大変なご苦労をされただろうなぁと思います。

大使館での面接も1か月待ち

労働許可取得後は、在日イタリア大使館での面接が必要です。

この面接の日程がなかなか取れない!

基本はWeb予約なのですが空きが1か月先なんてことも珍しくないそう。

また何かしら問い合わせしたくても、なかなか電話も通じない…

我が家もなんとかかんとか面接予約までたどり着けましたが、面接は1か月先しか予約が取れませんでした。

面接は超あっさり

ビザ取得のための面接なんて、いったい何を聞かれるんだろう…とかなりドキドキしておりました。

ネットで調べてもほとんど情報も出てこないし。

実際に面接に行った夫の体験談によると

・ 受付で名前を告げる

・ 申請窓口に必要書類とパスポートを提出して、チェックを受ける

・ ビザ引換券を受け取る

以上で終わったそうです(笑)

一番大変だったのが、大使館の入り口でインターホンを押したとき

「Hello」

と相手が言った時だったそう(笑)(夫は英語もイタリア語もほぼ話せません)

面接、というよりは本人確認の意味合いが強いのでしょうね。

夫が行ったときは10人くらいが面接に来られていたそうですが、書類の不備で帰されている人もいたそう。

面接前に必要書類のチェックはしっかりと行ったほうがよさそうです。

ちなみに書類提出の窓口は日本人の職員さんが対応されるので、日本語のみでOK!

面接と書いてあったので、夫は一応スーツで行きましたが、普段着で問題ない雰囲気だったそう。

イタリアの就労ビザ取得は難しい&時間がかかる

取得するのが難しいといわれている、イタリアの就労ビザ。

担当者の方に話を聞いたところ、かなり難しいので専門のコンサルタント会社に依頼したそう。

それでも手続きをはじめてからビザ取得まで、半年以上かかりました。

個人としては戸籍謄本などを提出して、大使館に赴いたくらいしか手間はかかっていませんが、それでも取得まではなにかと落ち着かないものです。

さらに実際にイタリアへ渡航してから滞在許可証を申請する必要があるらしく、こちらもなかなか大変だそう。

滞在許可証と家族ビザについても、実際の手続の様子などをお伝えできたらと思います。

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